健康に大切なのはミネラルバランス
健康への近道はバランスのよい食事からというのは知られていますが、3大栄養素(炭水化物・タンパク質・脂肪)のバランスに加えて、ミネラルも大切だということがわかってきました。
ただし、ミネラルは関係し合う成分が互いに影響し合うため、やみくもに多く取っても逆効果になることも。バランスよく取ることが大切です。
影響し合うミネラル
ナトリウムとカリウム
細胞内の体液の浸透圧を調整している成分。血圧の維持や神経・筋肉の働きに影響。
●ナトリウム
食塩やしょうゆ、味噌から多く取れ、日本人は多く取りがち。濃い味付けや干物・漬物を控える。
●カリウム
増えすぎたナトリウムを身体の外に出す働きがある。野菜・豆類・果物を積極的に食べる。
→ナトリウムが多くカリウムが不足すると生活習慣病のリスクが高まる。
カルシウムとリン主に骨や歯を構成する成分。
●リン
食品添加物などで多く取りすぎてしまいやすく、増えすぎるとカルシウムの吸収を抑える働きがある。加工食品・インスタント食品を控える。
●カルシウム
骨以外にも血液などに関連するが、日本人は不足しがち。小魚や乳製品・緑黄色野菜を食べる。
→リンを取りすぎるとカルシウム不足が加速し、骨粗しょう症のリスクが高まる。
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