朝イスから立つ瞬間、歩き始めの一歩目で股関節がズキッと痛む――。
放っておくと日常動作がつらくなるだけでなく、痛みの慢性化や姿勢の崩れ、膝・腰の負担増につながります。本記事では、筑紫野市のくまがい整骨院が、立ち上がり・歩き始めで痛みやすい代表的な原因とセルフ対処法、受診の目安をわかりやすく解説します。
立ち上がり・歩き始めで痛むときに多い原因
-
変形性股関節症(OA)
軟骨のすり減りや骨棘で、**初動時痛(スタート痛)**が出やすい。進むと可動域制限・こわばり。 -
FAI(大腿骨寛骨臼インピンジメント)/関節唇損傷
前方で「挟み込み」。曲げる・内旋でズキッと。長く座った後の立ち上がりでも痛み。 -
大転子部痛症候群(トロカンテリックペイン)
中臀筋・小臀筋腱や滑液包のトラブル。横向き寝や階段で悪化。触ると大転子外側が痛い。 -
腸腰筋(股関節前面)由来の痛み
長時間座位→立ち上がりで前面が突っ張る。反り腰やデスクワークに多い。 -
鼠径部炎症・恥骨結合周囲ストレス
キック動作や走り出しで鼠径部が鋭い痛み。 -
疲労骨折(大腿骨頸部など)※要注意
ランナー・更年期以降に注意。荷重で強い痛み。夜間痛・びっこ歩きは早めに受診を。 -
股関節以外の関連痛
腰椎や仙腸関節、膝からの影響で股関節周囲に痛みを感じるケースも。
セルフチェック(当てはまる?)
-
イスから立ち上がる「最初の一歩」だけ痛い(動き出すと軽くなる)
-
あぐら・深い前かがみ・内股で痛み
-
横向きで寝ると外側が痛い/触れると響く
-
長時間座位や運転後にこわばる
-
階段や坂道で痛みが増す
1つでも思い当たるなら、負担動作の見直し+軽いエクササイズから。夜間痛・安静時痛・急な悪化は医療受診のサインです。
自分でできる対処(悪化させないコツ)
-
座り方の見直し:骨盤を立てる/深座りし過ぎない/30–45分ごとに立つ
-
初動の工夫:立つ前に足首・膝を数回曲げ伸ばし→股関節の滑走を促す
-
股関節前面のやさしいストレッチ(反り過ぎ注意)
-
中臀筋の活性化:サイドステップ・クラムシェル(痛みが強い日は中止)
-
靴選び:踵の安定・適度なクッション
-
アイシング/温冷の使い分け:炎症感が強い初期は冷却、こわばり中心は温めて血流改善
この症状は要受診(レッドフラッグ)
-
夜間も痛くて目が覚める/荷重できない
-
転倒後から痛い、腫れ・熱感が強い
-
発熱を伴う、皮膚が赤く腫れている
-
しびれ・脱力を伴う、安静でも改善しない
-
更年期以降の急な鼠径部痛(疲労骨折の除外が必要)
くまがい整骨院のアプローチ
-
評価:姿勢・歩行・股関節可動域、FAI疑いの動作テスト、殿筋機能、腰骨盤連鎖を総合評価
-
施術:炎症が強い時期は保護と負担軽減、股関節前面の滑走改善、中臀筋~体幹の再教育
-
運動指導:段階的なグルート活性化、可動域リカバリー、再発予防ルーティン
-
医療連携:骨折・関節唇損傷など疑う所見では整形外科受診を提案
-
通院目安:はじめは週1–2回→症状安定後はセルフ管理中心に
✅ まずはご相談ください
電話:092-775-0540/LINE予約:プロフィールから
対応エリア:筑紫野市・太宰府市・春日市 ほか
よくある質問(簡易版)
Q. 朝だけ股関節が痛いのはなぜ?
A. こわばりや滑走不全で初動時痛が出やすい状態です。軽い準備運動で和らぐことがあります。
Q. 走ると鼠径部が痛いです。整骨院でみてもらえますか?
A. 評価と保存的ケアは可能です。骨折や関節唇損傷が疑わしい場合は医療機関をご案内します。
Q. 何回ぐらい通えば良くなりますか?
A. 生活動作・運動量・炎症の強さで変わりますが、2–4週間で変化を感じる方が多いです(個人差あり)。
股関節の痛み、歩くのがつらい方へ
→ 「股関節の痛み(症状ページ)」で当院の施術方針をチェック
コメント