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肩こり予防に効く呼吸法とは?

呼吸を整えて体も心も軽くする方法

デスクワークやスマートフォンの長時間使用など、現代人にとって肩こりは避けがたい不調のひとつです。マッサージやストレッチも効果的ですが、実は「呼吸」を意識するだけでも肩こりの予防や緩和に役立つことをご存じでしょうか?本記事では、呼吸と肩こりの関係、そして実践しやすい呼吸法をご紹介します。


なぜ呼吸で肩こりが楽になるのか?

私たちの呼吸は、主に「横隔膜(おうかくまく)」という筋肉によって支えられています。深くゆったりとした「腹式呼吸」を行うことで、横隔膜をしっかり使うことができ、体の緊張がゆるみ、自律神経も整います。

しかし、ストレスや緊張状態にあると、呼吸は浅くなり、「胸式呼吸」に偏りがちになります。胸式呼吸では、肩や首、背中の筋肉を使って息を吸うため、これらの筋肉が常に動員されて疲労し、肩こりにつながりやすくなるのです。


呼吸が浅くなる原因

呼吸が浅くなる原因には、以下のようなものがあります:

  • ストレスや不安による交感神経の過剰な働き

  • 猫背や前かがみの姿勢

  • 長時間の座りっぱなし

  • 運動不足による肺活量の低下

このような状態では、肩や首の筋肉に余計な負担がかかり、血流も悪くなるため、肩こりが慢性化してしまいます。


肩こり予防に効果的な呼吸法3選

ここでは、自宅や職場でも気軽にできる呼吸法を3つご紹介します。


1. 腹式呼吸(ふくしきこきゅう)

効果:自律神経の安定、肩・首の筋肉の緊張緩和

方法

  1. 背筋を伸ばして椅子に座るか、仰向けに寝転がる

  2. お腹に手をあて、鼻からゆっくり息を吸いながらお腹をふくらませる

  3. 口からゆっくり吐きながらお腹をへこませる

  4. 吸うのに4秒、吐くのに6〜8秒が目安

  5. 5〜10回程度くり返す

ポイントは「吐く時間を長めにする」こと。副交感神経が優位になり、体がリラックスします。


2. 4-7-8呼吸法(リラクゼーション呼吸)

効果:ストレス軽減、血流改善、睡眠の質向上

方法

  1. 鼻から4秒かけて息を吸う

  2. 息を止めて7秒キープ

  3. 口から8秒かけてゆっくり息を吐く

  4. これを4セット繰り返す

深い呼吸により、肩の力が抜け、リラックスした状態へ導かれます。


3. 胸郭ストレッチ呼吸

効果:胸の可動域拡大、猫背・巻き肩の改善

方法

  1. 両手を背中で組んで胸を開く

  2. 鼻から大きく息を吸って胸をふくらませる

  3. 口から細く長く息を吐きながら、肩の力を抜く

  4. 呼吸を意識しながら、ゆっくり5〜10回行う

この呼吸法は、肩甲骨周りをほぐすストレッチと呼吸を組み合わせて行うため、姿勢改善にもつながります。


呼吸法は習慣化がカギ

呼吸法は1回や2回で劇的な変化があるものではありませんが、毎日少しずつ続けることで、体が徐々に整っていきます。次のような場面で取り入れてみてください:

  • 朝の目覚めとともに

  • デスクワークの合間の休憩時間に

  • 帰宅後、リラックスしたいときに

  • 就寝前のリラックスタイムに

1日たった数分でも、自分の呼吸に意識を向ける時間をつくることで、肩や首の筋肉の緊張がほぐれ、日常の疲れを軽減できます。


まとめ

肩こり予防のカギは、「正しい姿勢」と「深くゆったりとした呼吸」です。呼吸は無意識に行われるものですが、意識して整えることで、身体にも心にも良い影響を与えます。肩こりがつらいと感じたら、マッサージやストレッチだけでなく、自分の呼吸にも目を向けてみてください。きっと、体が軽くなるのを感じられるはずです。

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