<今週のポイント>
○寝ている間に脳の中では記憶整理がされている
○記憶整理力を高めるには、夜熟睡すること
○鮮明な記憶ほど、寝ている間に定着しやすい
○朝起きてから、前の晩の勉強を見直すのも効果的
知識を得たり、何かを上達するには、「時間をかける×時間に対する効率を上げる」の掛け算が重要になることがあります。そこで、一見何もしていないような睡眠の時間を、勉強のためにもっと活用してみましょう!
睡眠と記憶の関係とは?
授業や部活で考える事がたくさんあった日。疲れて帰宅し、眠って朝目が覚めると、「あれ、これでいけるかも」とか「こういうことかも」と頭の中が整理されてスッキリしていること、ありませんか?
実はこれ、睡眠中の脳の中で寝る前に覚えた情報や動作といった記憶を、整理された結果です。脳内での記憶整理は、眠り始めてから30分程度以上たち、睡眠がとても深くなったときに起きます。
寝ている時にはいくつかの脳波が出るのですが、中でもデルタ波という脳波が出ているときが睡眠が深く、記憶整理がはかどっているときです。
ちなみにこのデルタ波は、夜寝ているときだけでなく、昼寝を30分以上したときでも出ます。ただし、1日に脳内で出るデルタ波の量はある程度決まっているので、昼寝で出して夜寝で出してとなると記憶整理の効率が下がってしまいます
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