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ストレッチだけじゃない!整骨院の運動療法とは

肩こりや腰痛、関節の違和感など、日常生活の中で感じる不調を整骨院でケアしてもらった経験がある方も多いのではないでしょうか。電気治療やマッサージ、ストレッチなどが一般的に知られていますが、近年注目されているのが「運動療法(うんどうりょうほう)」です。

「整骨院で運動?」と驚かれるかもしれませんが、運動療法は症状の根本改善に大きな効果をもたらす重要なアプローチです。本記事では、整骨院で行われる運動療法の内容やメリット、対象となる症状などについて詳しく解説します。


運動療法とは?

運動療法とは、身体を適切に動かすことで機能回復や痛みの軽減を目指す治療法です。国家資格を持つ柔道整復師が、患者一人ひとりの症状や体の状態を見極めながら、オーダーメイドの運動メニューを作成・指導します。

運動と聞くと、筋トレや激しい運動をイメージされるかもしれませんが、実際には関節の可動域を広げる軽い動きや、インナーマッスルを意識したトレーニングなど、無理なく行える内容が中心です。


ストレッチとの違いは?

整骨院では、ストレッチもよく取り入れられますが、運動療法とは目的や内容が異なります。

項目ストレッチ運動療法
目的筋肉を伸ばして柔軟性を高める筋肉・関節の機能を高めて再発予防する
内容受動的な動作(施術者が行うことが多い)能動的な動作(自分で体を動かす)
効果一時的な緩和・柔軟性向上根本改善・筋力バランスの調整

つまり、ストレッチは「今ある不調の緩和」、運動療法は「不調の原因にアプローチして再発を防ぐ」といった違いがあります。両者を組み合わせることで、より効果的な施術が可能となります。


整骨院での運動療法の例

整骨院で行われる運動療法は、症状や目的によって多岐にわたります。代表的な内容をいくつかご紹介します。

1. 姿勢改善エクササイズ

猫背や骨盤のゆがみにより起こる腰痛・肩こりを改善するため、正しい姿勢を維持する筋肉を鍛える運動が行われます。例えば、肩甲骨を動かす体操や骨盤を支える体幹トレーニングなどがあります。

2. インナーマッスル強化

体の深部にある筋肉(インナーマッスル)は、関節を安定させる重要な役割を持っています。これが弱っていると、姿勢が崩れやすくなったり、関節に負担がかかりやすくなります。ゆっくりとした動作やバランスをとる運動で強化を図ります。

3. 関節の可動域改善

四十肩・五十肩などで関節が動かしにくくなる症状に対して、徐々に関節の動きを広げていくエクササイズが行われます。リハビリ的な要素も含まれるため、痛みを見ながら無理のない範囲で進めていきます。

4. 再発予防のためのホームエクササイズ指導

整骨院内での運動に加え、自宅で継続できる運動指導も行われます。日々のセルフケアとして取り入れることで、効果の持続や症状の再発予防に役立ちます。


運動療法が効果的な症状とは?

運動療法はさまざまな症状に対して効果が期待できます。代表的なものは以下の通りです。

  • 慢性的な腰痛・肩こり

  • ぎっくり腰の再発防止

  • 変形性膝関節症などの関節トラブル

  • スポーツによるケガやリハビリ

  • 姿勢不良による不調(猫背、反り腰など)

  • 産後の骨盤ケア

これらの症状の多くは、筋力低下やバランスの乱れが原因となっているため、根本からの改善を目指すなら運動療法が非常に効果的です。


運動療法のメリット

  1. 根本原因にアプローチできる
    一時的な痛みの緩和ではなく、再発防止・機能改善を目的とするため、長期的な健康維持が期待できます。

  2. 自分の体への理解が深まる
    指導を受けながら体を動かすことで、自分の「弱点」や「癖」に気づきやすくなります。

  3. 継続しやすいメニューが多い
    年齢や体力に応じたメニューなので、シニア世代や運動が苦手な方でも無理なく取り組めます。


まとめ:治療から予防へ、整骨院の新たな活用法

これまで整骨院といえば、「痛みを取ってもらう場所」というイメージが強かったかもしれません。しかし、運動療法という新たな選択肢を取り入れることで、症状の再発予防や体の機能改善も可能になっています。

不調を繰り返さないためには、日々のケアとともに、自分の体を正しく動かす習慣を身につけることが何より大切です。もし慢性的な痛みに悩んでいる、あるいは再発を防ぎたいと考えているなら、整骨院の運動療法をぜひ検討してみてください。

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