今年の無事を手締めで締めよう

今年の無事を手締めで締めよう

宴会などで行われる手締め。全国的に知られるのが「三本締め」です。手拍子９回が漢字の「九」、最後の手拍子１回で「丸」となり、「丸く収まりました」となります。一番有名ですね。続いて「大阪締め」。江戸時代に始まったといわれ、日本三大祭の天神祭で今のリズムが広まったそうです。大阪締めから派生し独自に発展した「博多手一本」。「締める」が「閉める」のようで縁起が悪いため、「客を招き入れる」から「入れる」と言うそうです。
３つの手締めに共通する「３」という数字ですが、三本締めは割ることができない縁起のいい吉数であり、全ての方々に礼を尽くす「三方礼」の考え方に則っています。大阪締めは５つの掛け声だったものが短くなったものなので、少し意味が違っているのかもしれませんね。
今年の無事を感謝しつつ、手締めで一年を締めくくりましょう。