こんにちは!落ち葉がひらひらと風に舞う季節になりました。銀杏も色付き、ぎんなん拾いを楽しみにしている方もいらっしゃるかもしれませんね。
落ち葉掃除をして、焼き芋をするのも風流な感じではないでしょうか。お掃除もぎんなん拾いもいい運動になりそうですね!
今週も健康情報満載のニュースレターをお届けします。
今月の健康:高血圧予防のために
高血圧の仕組みを知る
高血圧、と言っても実はあまり良く分かっていないことが多いその仕組み。なぜ高血圧になるのでしょうか。通常、血管には血液が滞りなく流れています。しかし、その血管に老廃物が付着して流れが悪くなると、心臓は圧力を高めて体のすみずみにまで血液を送ろうとするのです。その結果、圧がかかりっぱなしになるため、高血圧という症状が引き起こされるのです。
最大血圧が140mmHg以上、最小血圧が90mmHg以上ある状態を高血圧と呼んでいます。血圧が高いままになると、血管に負担がかかり、傷付きやすくなります。そこから動脈硬化が起こったり、脳卒中などの脳血管疾患、心臓病、腎疾患などが引き起こされる確率が高くなります。
高血圧を放置することで、糖尿病等の合併症を引き起こすこともあります。どちらも痛みもなく静かに進行してしまうので、注意が必要です。
高血圧と塩分の関係
よく、高血圧の人は塩分を控えなさい、と言われます。それはどうしてなのでしょうか。食塩、いわゆる塩化ナトリウムの摂取が多すぎると、血管内のナトリウム濃度が上がります。
本来体には、そのナトリウムを尿で排出しようとする働きがあるのですが、それを上回ると血液内にナトリウムが蓄積されていくのです。体は、それを薄めて調節しようとするので、水分を多めに取り込むようになり、血液量が増加していきます。いつもより多い血液を血管に流そうとすると、当然血圧は高くなります。
また、血管細胞にナトリウムが蓄積してしまうと、その細胞がむくんで血管壁が膨らみます。当然血液の通り道は狭くなってしまうため、これも血圧が上昇します。このように、塩分は2つの方向から高血圧を促進させてしまう作用があります
旬の食材レシピ ブロッコリー
ブロッコリーの旬は11~1月。実はキャベツの変種です。
【ブロッコリーの効用】
緑黄色野菜のブロッコリーは、レモンの2倍ものビタミンCの他、粘膜や皮膚を保護する働きがあるカロチン、ビタミンAを豊富に含んでいます。また、食物繊維も豊富です。最近では抗ガン作用のあるフィトケミカルが含まれていることも分かりました。
【ブロッコリーのカレーヨーグルトディップ】
材料 … ブロッコリー・1房 無糖ヨーグルト・大さじ2
カレー粉・小さじ2 マヨネーズ・小さじ2 塩・少々
つくり方
- ブロッコリーは小房に分け、芯は皮をむき食べやすいサイズに切ります。
- 塩少々を入れたお湯でゆでます。
- 無糖ヨーグルト、マヨネーズ、カレー粉を合わせます。
- ゆであがったブロッコリーをお皿に盛り、ディップをつけていただきます。
免疫力を高める!
♪ 乳酸菌を積極的に摂取する
数年前、R-1乳酸菌というのがインフルエンザ予防に効果が高いと紹介されました。確かにR-1乳酸菌は他よりもNK細胞を活性化させる多糖体を多く産生することが認められていますが、他の乳酸菌ももちろん多糖体を作り出すという働きは同じです。腸内環境を改善することにより、腸内に全体の6割もいるという免疫細胞の働きも良くなりますので、腸からウイルスが入って行くのを防ぐことができます。毎日の食事に乳酸菌を取り入れることで、免疫力アップを図ることができるのです。
♪ ラジオ体操を始めてみる
ラジオ体操は、ひねりあり、ジャンプありで全身を余すことなく使ったもの。一つ一つの動作を意識して行えば、短い時間でしっかりと全身を動かすことができるのです。朝日を浴びながらラジオに合わせて体操をすることで体内時計がリセットされ、免疫力アップの他自律神経のバランスを整える効果も。そして全身運動により血行がよくなるので、免疫細胞が効率的に働くようにもなります。
♪ 大きな声で歌う、笑う
大きな声を出して歌ったり、笑ったりすると、横隔膜が収縮するため、内臓へのマッサージ効果があることをご存知でしょうか。これによって血行が良くなるため、新陳代謝が活性化され、結果として免疫細胞の活性化につながります。また、楽しく歌ったり笑ったりすることにより、副交感神経が刺激されて脳からβ-エンドルフィンが分泌されます。これが免疫細胞を活性化するので、笑ったり、カラオケで歌ったりすることは健康によい、と言われるのですね。