お口の健康を考える

お口の健康を考える

  • 歯磨きで虫歯は防げない?

子どものころ、歯磨きをさぼろうとして「歯を磨かないと虫歯になるよ!」としかられた経験は誰にでもあることでしょう。虫歯の仕組みはご存知でしょうか。食べ物に含まれる糖が、酸となって歯を溶かします。それに対して唾液が、酸を中性化したり、歯を再石灰化させたりしてくれますが、糖の摂取量が多くて中性化や再石灰化が間に合わないと虫歯になるのです。

虫歯になりやすいのは、歯の間や溝の奥で、とくに溝の奥は歯ブラシが届かないので、歯磨きでその部分の虫歯を防ぐことは無理です。ちょっとショックな事実ですが、だからこそ歯医者さんでフッ素を塗ってもらったり、糖分の摂取を控えたりして、歯磨き以外のケアが必要になってきます。

最近の歯医者さんは、虫歯になってから治療するのではなく、虫歯予防のための治療が中心です。定期的に通える「かかりつけ」を決めておくといいでしょう。

 

 

  • 大人の虫歯が増加傾向に

甘いお菓子やジュースが大好きな子どもは、虫歯もたくさんあるように思えますが、実は子どもの虫歯は減少を続けています。虫歯予防の正しい知識が広がって生活習慣が見直されたのと、フッ化物を使った予防を学校で励行する地域が増えていることなどが、原因として挙げられるでしょう。

大人の場合は治療で入れた詰め物と歯の間や、歯周病で露出した歯の根元部分など、虫歯スポットがたくさんあります。また高齢化に伴い、自分で口腔ケアができない大人が増えると考えられることから、今後相対的に大人の虫歯が増えていくことが危惧されています。

 

 

歯磨きやフッ化物での予防を自ら行うのはもちろんのことですが、大人の虫歯予防に関しても、社会全体で取り組んでいく必要があると言えるでしょう。

 

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