「冷え対策とストレス対策も肩こり・腰痛対策に効果的」
肩こりや腰痛といった身体の節々の痛みは、骨や筋肉の異常等の明らかな怪我・病気でなければ、血行障害か、ストレスによります。
◎「冷え」による血行障害と肩こり
血行障害の原因は、筋肉の使いすぎによる疲労(姿勢でパソコンに向かうなど)もありますが、もう一つ、「冷え」もあります。
冬にしもやけで手が痛かった経験、ある方もいらっしゃるでしょう。これは寒さにより身体の末端の手の血行が悪くなって起こったものです。
ただし冷えは、冬に限らず夏でも起こります。最近の夏は、どこに行っても冷房がガンガン効いていますよね。しかも夏は薄着。だから冷たい風が直接当たれば、一気に体温を奪われ冷えてしまいます。特に冷えの影響が出やすい首や肩は、ショールを掛けるなどしてもいいくらいです。
さらに、冷気が直接は当たらなくても冷房で室温がかなり下がっている場合、冷え対策のために身体が知らず知らずにこわばり、肩をすぼめてしまいがちです。すると、肩の筋肉が緊張し、これがまた肩こりの原因になります。
夏でも冬でも、冷え対策は万全にし、もし冷えてしまったら、お風呂に入るなどして身体を温めて血行改善を図るようにしましょう。なお、冷え対策で厚着をしすぎると身体が締め付けられ、これも血行不良につながるので、注意してくださいね。
◎「ストレス」による肩こり・腰痛
また、肩こり・腰痛の原因としては実はもう一つ、「ストレス」もあります。ストレスも適度なら問題なく、むしろ生きるために必要ですが、過剰なストレスは自律神経のバランスを崩します。これが、はっきりした原因がわからないけど肩が痛い、腰が痛いといった症状が引き起こすのです。
しかも原因がわからない肩こり・腰痛の不快感がさらにストレスとなり悪循環となりうるのです。だから、肩こり・腰痛対策のためにも、ストレスはため込みすぎずに解消することが重要です。
ちなみに、上手なストレス解消は、「自分にとってスッキリする行動」を知ることから。世間一般的に良いとされる、ヒーリング音楽やスポーツもあくまでも一般論です。
身体を動かすとスッキリする、落ち着いた時間を過ごすとスッキリするなど、「自分が心地よい」を基準に自分なりのストレス解消法を会得してみてくださいね。